シンシア・ニクソンに女性の恋人が

By Sarah Warn article from www.afterellen.com


シンシア・ニクソン (C)AfterEllen.com


「『セックス・アンド・ザ・シティ』のシンシア・ニクソンがカミングアウトした」と言うと少し大げさだが、『New York Daily News』と『The New York Post』はニクソンが女性と付き合っていると2004年に報じている。中でも『New York Daily News』では相手は一般の女性なので、名前は公表しないとしていたが、その後コミュニティー・オーガナイザーのクリスティーナ・マリノニさんだと報じた。二人は市の学校の資金を集めるためのキャンペーンで知り合ったという。

たんなる芸能人の恋愛噂話で留まらないこの報道の理由は、『New York Daily News』がニクソンに直接彼女の恋愛について聞いたところ、このようなコメントが返ってきたからだ。「プライベートは公表しない。でも同時に、隠すことなんてない。私が言いたいことは、今とても幸せだってこと」。

この声明でニクソンは、最近増えている「はっきりカミングアウトはしないが、クローゼットにもいない芸能人」の仲間入りを果たした。

1997年にエレン・デジェネレスが全米の注目を浴びながらカミングアウトしてからというもの、まだわずかの有名人しかアウトしていない。ちなみに、これまでにカミングアウトした著名人は、ニューヨークの新聞でカミングアウトしたインディーズ派女優、ヘザー・マタラッツォや、テレビ番組司会、映画女優、コメディアンと数多い顔を持つロジー・オドネル。有名ロック歌手、メリッサ・エスリッジのパートナーで女優の、タミー・リン・マイケルズ。その他にはトニー賞受賞のチェリー・ジョーンズや、日本にもファンが多いアンジェリーナ・ジョリーなどがいる。

セクシュアル・マイノリティーである女優の多くはカミングアウトの仕事への影響を恐れて発表を慎む。カミングアウトへの恐れにはある根拠があるからだ。エレン・デジェネレスは3年間仕事の話がこなかったと言われている。タミー・リン・マイケルズとロジー・オドネル、チェリー・ジョーンズらはアウト後、女優業以外の仕事に専念した。マイケルズはエサリッジの子供を育てるために休業し、オドネルは芸術や政治、社会運動に力を注いだ。セクシュアリティを公表したことが女優業にどう影響したとははっきりとは言えない。実際マイケルズはNBCのドラマ、『クレイジー・フォー・ユー』のキャスト入りしたし、アンジェリーナ・ジョリーは男性と交際している。またチェリー・ジョーンズは舞台を主に、映画の助演女優として活躍しているからだ。

今多いのが、カミングアウトする女優より、嘘はつかないが、プライベートのことに一切触れない女優たち。このスタンスは、メディアがラベルをつけづらいという好都合がある。この立場をとる女優はポルシャ・デ・ロシ、サフラン・ブローズ、とジョディ・フォスター、そして今シンシア・ニクソンがいる。

1966年にニューヨーク市で生まれたニクソンは、1980年の『リトル・ダーリング』(クリスティ・マクニコルとテイタム・オニール主演)で映画デビューした。その後、『アマデウス』(1984)や、『ペリカン文書』(1993)に脇役で出演。舞台ではブロードウェイの『エンジェルズ・イン・アメリカ』、『インディスクレッション』でより大きな役をこなした。トニー賞にノミネートされ、自分の劇団も始めている。

しかし、2007年に41歳になるニクソンは、絶大の人気を誇るHBOシリーズ、『Sex and the City』の弁護士、ミランダ・ホーブズとして名を知らせた。2004年に、6シーズンも続いたこのドラマの役でニクソンはアメリカ最高のテレビ賞、エミーの助演女優賞を受賞している。

ニクソンの女性との交際の噂が出たのが2003年。ニクソンの2人の子供の父親で15年間交際していた大学教授、ダニー・モーゼスと別れた頃からはじまった。しかしインターネットで一番噂が飛び回ったのはエミー賞受賞後、ニューヨークの新聞でニクソンがカミングアウトするという情報が流れたときだ。

この報道がニクソンのキャリアにどう影響するのかはまだわからないが、今までレズビアンとしてはっきりとカミングアウトしていないことを考えると、あまり心配はなさそうだ。『New York Post』は「エミー賞受賞は彼女にとって大きい。彼女は最高に喜んでいるし、仕事の話も殺到している。日曜日の賞受賞後、月曜日にはニューヨークで一番喜びを分かち合いたいガールフレンドといた」と報じる。

多くのレズビアンやバイセクシュアルの女性は、共感できる新たな著名人の登場に喜び、今後<レズビアン・セックス・イン・ザ・シティ>への偏見終結を願っている。

訳: トンプソン瞳


※この記事は、米レズビアン・エンターテイメントサイト、AfterEllen.comが執筆したものです。
Tokyo Wrestlingは AfterEllen.comより記事提供をうけ、翻訳をしております。
AfterEllen.com の創始者兼編集長のインタビューは、こちら

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