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4. サンフランシスコ・ゲイプライド
Photos by Michelle Hinch
LGBTなら人生一度は絶対に行ってみたいアメリカ最大のゲイタウンといえば、迷わずサンフランシスコ。そんなサンフランシスコの、北部カリフォルニア最大のパレードでもあるゲイ・プライド・パレードには、毎年50万人以上の参加者が結集する。LAプライドの約2週間後に開催され、LAより車で5時間ほど離れているサンフランシスコにLAクィアの多くが参加するのはもはや習慣。また、サンフランシスコのクィアの多くも自分たちのプライドのプレリュードとしてLAに行く。

ドロレス公園に集まるダイクたち
サンフランシスコで初めてゲイ・プライドが開催されたのは70年で、ダイク・マーチは、93年。翌年から毎年、ダイク・マーチはゲイ・プライド・パレードの前日の夜に催されている。ダイク・マーチには観客も含め、20万人ほどの参加者が集う。ドロレス公園でのスピーチやパフォーマンスなどから始まり、カストロ地区で開かれている、ピンク・サタデーという50万人以上の参加者が集まる最もワイルドといわれるパーティまでパレードは行進し、そこで終わるというコースだ。
ダイク・マーチの他にも、プライド・ウィークエンドの一環として、トランスジェンダーなどが歩くトランス・マーチや、ツィン・ピークス丘の上で行われる、ピンク・トライアングルなども同時期に行われ、恒例のイベントとして定着している。
ピンク・トライアングルとは、その名の通り桃色の三角形であり、レインボー・フラッグに次ぐポピュラーなLGBTのシンボルだ。その由来は、ドイツ・ナチス時代、強制収容所でゲイ男性がつけさせられていたピンクの逆三角形のバッジからきている。収容所で虐殺され、第二次世界大戦が終結してからも、全ての囚人が釈放されるなか、彼らだけは再度牢屋に送り込まれたという実態がある。また、その後24年間も同性愛は重罪としてドイツ憲法に規定されていた。その歴史が二度と繰り返されないように、との意味を込めて、世界中の様々なLGBT団体にピンク・トライアングルがエンブレムとして使用されている。サンフランシスコでは99年より、プライド・ウィークエンドの1週間前からツィン・ピークス丘の上に巨大なピンクの三角がペイントされ、市長や国会議員、州議会委員、市議会員なども多く集まる。昨年は日本からも、当時大阪府議会議員を務めていた尾辻かな子氏が参加していた。(詳しい内容は【こちらの記事】を参照)

ゲイ・エリアの中心として有名なカストロ通り
同じアメリカ西海岸でも、お祭り度が高いといえるLAのゲイ・プライドと比較すると、サンフランシスコは全体的にセレブレーションの気分を讃えながらも、同時にアクティビスト的・政治的なカラーが際立っている。グラマラスなLAとは対照的に、サンフランシスコの住人たちが、よりオルタナティブでヒッピー的であるのも特徴。また、アメリカでもLGBTの人口比率が格別高いサンフランシスコでは、有権者をより多く獲得するため、ストレートの政治家もプライドに参加し、ゲイフレンドリーさをアピールする。規模が世界最大級といえるこのプライドは、政治的な主張も強く、トップレスで歩く女性や全身裸の男性も稀ではなく、いろいろな意味でより挑発的で刺激的である。
来年はあなたもクィアの聖地、サンフランシスコ・メッカへの巡礼を実現させては?

ダイク・マーチ
【サンフランシスコ・プライド】
【ザ・ピンク・トライアングル】
【トランス・マーチ】
【ダイク・マーチ】
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