日本最大のLGBTニュースサイト、ゲイジャパンニュース

By Yuki Keiser September 2007


ゲイジャパンニュース 

4. 海外の企業から増えていく

――今後の日本のLGBTマーケットについてはどのようにお考えですか?

M: 
私は日本のLGBT市場について、ポジティブに考えています。このようなサイトに携わっている以上、やはり期待を込めて大きくしていかなければならないし、企業を取り込むためにも、悲観的になってはいけないと考えています。また、日本のLGBT市場に注目をしている外資系企業も多く、今後海外の企業を中心に少しずつ市場が開拓されていくのではないかと予想しています。

――そうですね。ただ、残念ながら海外でLGBTに特化した広告を出すので有名な企業でも、国内では対照的な対応をとる会社が多いですよね。

M:
それは国内と海外のマーケティングにも違いがあるためだと思います。最終的には現地のマーケティング担当者や経営者が広告・PRの判断するので、日本国内にLGBT市場がないと判断されれば、いくらゲイフレンドリーな企業でも、「モノやサービスを売る」のが企業の目的ですから、残念ながらLGBTに特化した広告を出すことはできなくなってしまいます。また、ゲイフレンドリーなイメージは海外ではプラスになっても、国内でプラスにならなければ、難しいですね。

Y:
今の段階で日本の企業のイメージにプラスになるとすれば、「環境と貧困国への援助」位だと思います。人権系に企業イメージアップを狙って取り組んでいくというのはだいぶ先になるのではないでしょうか。

M:
その通りですね。市場があって、なおかつ企業イメージがプラスにならない限り、企業はなかなか動かないと思います。でも、それを作るのは当事者でもあるのだと感じています。まだまだ先のことなのか、突然始まるのかは予測しにくいのですが。どこかの企業がLGBT市場の開拓を始めて成功すれば、マーケットは一気に開拓されると思いますが、やはり芸能人がカミングアウトするのと同様、まずは誰かがリスクを背負って始めないと。アメリカでも同じですね。最初の一社が成功して、その後どんどん拡大していったんですから。

――なるほど。今までで一番うれしかったニュースは?

M: 
ニュースではないのですが、今年の東京プライドパレードで、子ども連れた夫婦がレインボーフラッグを持ちながらパレードを行進しているのを見たんです。これは、うれしかったです。今後こういう参加者がもっと増えて、LGBT当事者だけではなく、皆に受け入れられる社会になることを願っています。

Y: 
私はカナダに住んでいましたので、カナダで同性婚法ができたことです。また、差別の激しい南アフリカで、裁判所だけはすごく公平な目を持っているんですが、それを実感できたニュースもうれしかったです。励みになりますね。(詳しい内容は、GJNサイト05年7月1日& 05年12月2日のニュースを参照)

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