『ゴー・フィッシュ』主演女優のグィネヴィア・ターナー

By Yuki Keiser June 2006


ゴー・フィッシュ

1. リアルなレズビアン視点の先駆的映画

*DVD:UPLINK  現在は廃盤 
  
Profile: Guinevere Turner
カミングアウトしているレズビアンのアイコン的存在。1994年にレズビアン・カルトムービー『ゴー・フィッシュ』で脚本家兼主演女優デビュー、2004年レズビアン・米ヒットドラマ『Lの世界』に脚本家として参加。その他、『アメリカン・サイコ』の脚本なども手がけている。
 

グィネヴィア・ターナー

グィネヴィア・ターナー

 
94年にアメリカで作られ、レズビアン映画の歴史でパイオニア的な存在となったカルトムービー、『ゴー・フィッシュ』。当時、レズビアン映画はあまり盛んではなく、さらにそのほとんどが悲観的で、レズビアンコミュニティが共感できない描き方が主だったという。そんな時代に、若いレズビアンカップルによって作られたのがこの作品。フレッシュでインサイダー的な視点で、レズビアンによって、レズビアンのために作られた映画。

低予算で作られ途中で資金がなくなったため、撮影が一時中断、さらにはカップルが破局するなど、舞台裏でも様々なドラマが起きたが、2年の歳月を経てようやく世に出た。これまでで初めて、レズビアンコミュニティのリアルで日常的なライフスタイルを忠実に映し出したことから、世界中のレズビアンシーンで大きな話題を呼び、また喝采された。

以降、監督のローズ・トローシェと脚本家兼主演女優のグィネヴィア・ターナーはレズビアンカルチャーの中心的人物となった。また、その後様々なレズビアン映画に出演したグィネヴィアは、そのグラマラスな容姿でたちまちアイコン的存在としての位置も獲得する。

『ゴー・フィッシュ』後、ふたりは別々の道を歩み様々なジャンルのフィールドでマルチに活躍するが、10年後に前代未聞の大人気レズビアンドラマ『Lの世界』で再び仕事を共にする。ローズは監督として、グィネヴィアは主に脚本家を務める。ふたりは、再度レズビアンカルチャーで歴史に残るランドマーク的な作品を送り出したのだ。

ガール・ミーツ・ガール的なストーリーは、当時レズビアンが抱いていた疑問や困惑を、ユーモアやディスカッションを交えながら撮っている。また、恋愛を諦めている女性には、「ロマンスを諦めないで、理想的なパートナーがそこにいるから。The girl is out there」というメッセージも送られている。

キャストに関しては互いの友人が出演していることもあり、通常映画で見られるようなフェミニンでグラマラスな女優というよりは、一般のダイキーな女性がほとんど。グィネヴィアが皮肉に言うように、「私が関わったランドマーク的な作品ふたつに関して言われこと。『ゴー・フィッシュ』は、出演者がみんなブサイクすぎるって。で、今度は10年後の『Lの世界』では、美しすぎるって批判されたのよ(笑)」。そんなグィネヴィアに、自身の破局体験や、壮絶だったセットの裏話をたっぷり語ってくれた。 

 

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グィネヴィア・ターナーのロングインタビュー。自身のカミングアウトや両親の反応、同性愛、好みのタイプなどについて語ってもらった
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