日本のLドラマ事情

by Keiko Goto March 2008


レズビアンドラマ

1. 『その時、ハートは盗まれた』

2月に日本版DVDがリリースされ、レズビアンの間ではいまさら「見てない…」なんて言い出しにくいドラマ『Lの世界』。そんな中、LAのレズビアンも良いけれど、「やっぱり日本のレズビアンドラマが見たい!!」と、感じている人も多いはず。

日本ではレズビアンがストーリーに関係しているテレビドラマは少なく、海外と比べると雲泥の差があると思っている人もいるかもしれない。けれども、じつは日本でも90年代からレズビアン、もしくは女性に惹かれる女性の気持ちが描かれたドラマが多数放送されているのだ。描かれかたはともかくとして、時期としては案外早かったとも言える。今回は、そんな数少ない貴重な作品をご紹介。

その時、ハートは盗まれた画像

『その時、ハートは盗まれた』 (1992)

●脚本:北川悦吏子
●出演:一色紗英、内田有紀、木村拓哉
●放送:フジテレビ

恋に恋する高校生、一色紗英が大人びたクラスメイトの内田有紀にファーストキスを奪われてしまい、それをきっかけに徐々に惹かれていく甘酸っぱい青春物ストーリー。

「レズビアン」とまでは言えないものの、どこにでもいる普通の女子高生が同級生の女の子を好きになることを肯定的に受け入れている設定は当時はとても先駆的だったのではないだろうか。エンディングに少しがっかりする当事者も多いかもしれないが、内田×一色という、当時のトップアイドルふたりに、木村拓哉という輝かしいキャスティングはうれしいドラマ。


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