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3. 2007年はレズビアン・アカデミー賞の年
昨年のアカデミー賞は、“レズビアン・アカデミー賞”だったともいえる。
まず、米スーパースターでコメディアンのエレン・デジェネレスが授賞式の司会を務めたことはあまりにも有名。同時に彼女は、アカデミー賞の司会を務めた初のカミングアウトしている同性愛者となった。エレンは、自身の名前がタイトルとなったテレビドラマで94年に大ブレイク。’97年に同ドラマで彼女が演じるキャラクター、エレン・モーガンがカミングアウトするのだが、そのエピソードには当時のレズビアンカルチャーの中心的人物がゲストとして続々と登場した。
『Lの世界』でアリス役を演じるレイシャ・ヘイレーの元恋人でもある、シンガーのk.d.ラングや、ロック歌手メリッサ・エズリッジ、スーパーモデルのジェニー・シミズが登場。また、レズビアンではないが『バウンド』でブッチな役を好演し、一躍レズビアン・アイコンの座を獲得した女優のジナ・ガーションが出演したことも話題をさらった。
※エレンと、当時のレズビアンカルチャーの中心的人物たち
エレンがドラマ内でカミングアウトしたシーンは、クィアテレビドラマの歴史で画期的なエピソードとなったが、エレン本人が公私でカミングアウトした後に放送された。当時、エレンは人気女優アン・ヘッシュと交際しており、このカミングアウトはアメリカ中の注目の的に。しかしその後、カミングアウトが理由で番組が中止、しばらくはキャリアが低迷していた彼女だが、見事に復活を果たす。現在は、自身の番組も設けていて、『アリー・マイ・ラブ』でお馴染みのグラマラスな女優ポルシャ・デ・ロッシと交際し、ハリウッドで最も有名なレズビアンカップルとして知られている。
★その後のふたりのカップルについては、こちら。
また、この2007年は、副大統領アル・ゴアのドキュメンタリー映画『不都合な真実』で、オリジナル主題歌賞をメリッサ・エスリッジが受賞し、授賞式で曲を熱唱した。エスリッジは、これまでグラミー賞を2度受賞したロック歌手で、93年にカミングアウトしレズビアン活動家としても有名。2004年に、乳がんと診断されたが、治療に専念し無事克服した。
★メリッサ・エズリッジ&タミー・リン・マイケルズの同性婚については、こちら。
授賞式では、パートナーでカミングアウトしている女優のタミー・リン・マイケルズにキスをし、スピーチでは彼女と子どもに感謝の気持ちを述べ、多くのレズビアンを感動させた。
※メリッサ・エスリッジの授賞式でのスピーチ。妻、タミー・リン・マイケルズに感謝の言葉を述べる。
また、衣装デザイン賞には、最近日本でも知名度が高い、レズビアンとしてカミングアウトしているナンバーワン・スタイリスト、パトリシア・フィールドが映画『プラダを着た悪魔』でノミネートされた。
★『SATC』のジャパンプレミア完全レポート&パトリシア・フィールドのビデオメッセージは、こちら。
★ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で一緒にスタイリングを手がけた、パトリシア・フィールドの元パートナーのインタビューは、こちら。

そして2007年はジョディ・フォスターが“ほぼカミングアウト”した年でもある。エンターテイメント好きなレズビアンにとってはまさにうれしいこと尽くしの年であったことは確実であろう。
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