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7.『神様、もう少しだけ』と姿勢が似ている
――現在、日本では、レズビアンドラマ『Lの世界』が人気を博していますが、ご覧になったことありますか? ご感想は?
プロデューサーの中野さんのオススメで観てみましたが、1話目しか観てないです。でも、私は単純に、レズビアンの世界がどうこうというより、アメリカのドラマの作り方自体に「はぁー、こうやってつくるんだ~!」という見方をしてました(笑)。
――やっぱり視点が違いますね(笑)。アメリカと日本のドラマの違いは?
アメリカのドラマってとにかくキャラクターありきで、キャラクターをABCDEFみたいに決めておいて、それを並行に何かしら流していけばドラマが成り立つみたいな感じだと思いました。また、その撮り方や演出がとても上手いと感じました。そんなにすごいことを語らなくても構造を作っちゃえばドラマが作られるのだから、そのハリウッドのドラマの手馴れた作り方に感心しました。でも私はそうじゃないところを作りたいなと思いました。もう少し内側からえぐっていきたいな、と。
――『Lの世界』に関して何か印象的なことはありましたか?
驚いたのが、男の人が本当に馬鹿にされている描き方だなと思ったんですよ(笑)。アメリカのレズビアンの人たちから見る男の欠点というのが浮き彫りになっていて、はっきり言うと「男って単純馬鹿」的な描き方というか(笑)。「男は複雑なことはわからない」みたいなキャラクターたちですよね(笑)。もし私が描くとしたら、男には男の複雑さもあるんじゃないかなと思うから、そこらへんが少し一方的かなと思ったりもしました。
――ライターたちがドラマで日常の鬱憤を晴らしている感は少しありますよね(笑)。話は変わりますが、いままで数えきれないほどのヒット作の脚本を執筆されたのですが、一番思い入れのある作品は何かありますか?
それぞれあるので、一番は決めにくいですね…。たとえば、『ミセスシンデレラ』(97)でデビューしたので、自分にとっては重要な作品ですね。また、今回のドラマを作るときに、監督さんや役者さんから、「『神様、もう少しだけ』(98)は観ていました、あれはすごく良かった」と言われたのもうれしかったです。あのドラマはエイズ問題を扱っていて、当時の女子高生の現実みたいな部分を切り込んでいたので、そういう面では『ラスト・フレンズ』の姿勢と少し似ている部分がありますね。最近の『純情きらり』や『大奥』も自分にとってはとても大事な作品で、他にもそれぞれ思い入れのある作品はたくさんあります。
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