台湾映画監督ゼロ・チョウのインタビュー

By Yuki Keiser July 2008


ゼロ・チョウ

1. 台湾で唯一カミングアウトしている監督

映画『-Tattoo- 刺青』(07)や『彷徨う花たち』(08)の映画監督ゼロ・チョウが7月に東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のため、来日した。2作目の『-Tattoo- 刺青』は政府の補助金を受け、台湾のスーパーアイドル、レイニー・ヤンが出演し、2007年のベルリン国際映画祭でテディベア賞を受賞するなど、世界中で話題を集めた。

そんなチョウ監督は現在、台湾唯一のレズビアンとしてカミングアウトしている監督。デビュー作『Splendid Float』(04)はドラァグクィーンを、2作目と3作目はレズビアンをテーマに扱っている映画だが、今後はセクシュアルマイノリティはもちろん、ストレートの映画もつくっていきたいのだとか。

今回は、昨年の映画祭で2作目が上映されたためか、チョウ監督は来日前から日本のレズビアンの間でも知名度が高く、ファンの心をしっかりとキャッチしていた。また、女優やチョウ氏の8年来のパートナーでもある撮影監督を招いた、華やかな顔ぶれのトークショーも観客を大いに盛り上がらせた。

ゼロ・チョウ
※今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で、映画の後に催されたトークショー。左から: ゼロ・チョウ監督のパートナー ホホ・リュ、『彷徨う花たち』のメインキャスト、ディエゴ役のツァウ・イーラン、ジン役のセレナ・ファン、ゼロ・チョウ監督。


このトークショーでは、チョウ監督は『-Tattoo- 刺青』と『彷徨う花たち』についてこう語った。「前作は台湾の都市を舞台にしていた映画で、虚構や幻の世界だったのですが、今回は地方を舞台にしています。土着的な雰囲気の中で、台湾のセクシュアルマイノリティのよりリアルな雰囲気を出したかったんです」。そのためもあって、本作では多くのボーイッシュでリアルなレズビアン女性を女優として起用しているという。また、エイズを患ったイイェン役は、ゲイとしてカミングアウトしている台湾の俳優が演じることで、さらにリアル感を増す。

映画祭のスタッフから、チョウ氏のパートナー、リュ氏との出会いなどについて質問が飛ぶと、監督は頬を赤らめ、「公然の場でホホについてお話しするのは初めてで恥ずかしい!」。そんなおちゃめな監督に、トークショー後に直撃インタビュー。『-Tattoo- 刺青』や、『彷徨う花たち』、台湾のレズビアンバーなどについて語ってくれた。また、最後に、女優や監督とパートナーの日本のファンへのビデオメッセージもお届け!

ゼロ・チョウ監督&ホホ・リュ
※ラブラブなゼロ・チョウ監督(左)と8年来のパートナーで撮影監督のホホ・リュ


★8月23日より『-Tattoo- 刺青』が六本木のシネマートにて上映予定。詳細は、こちら

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