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2. 主人公4人のクィア要素を一挙紹介
仕事にも恋愛にも貪欲に、逞しく生きる30代後半の女性4人が主人公のこのドラマ。脚本家の多くがゲイであるためか、彼女らのとくに性に対してオープンに語る姿勢やユーモアのセンスなどが、「あたかもゲイ男性のよう」と噂される。
そもそもこのドラマをクリエイトしたのは、『ビバリーヒルズ高校白書』('90)や『メルローズ・プレイス』('92)など数々のヒットドラマをプロデュースしたダーレン・スターや、映画版でも製作総指揮のひとりの脚本家・監督を務めるマイケル・パトリック・キング。二人はカミングアウトしているゲイ男性なのだ。そんな彼らのゲイ特有のセンスや視点が作品のあちこちにちりばめられているのはごく自然なこと。
今回は、そんな『SATC』の主人公4人とクィアとの関連にスポットを当て、一挙紹介。
※左から、シャーロット、キャリー、ミランダ、サマンサ。
● キャリー・ブラッドショー (サラ・ジェシカ・パーカー)
メインキャラクターで、恋愛やセックスについて執筆しているコラムニスト。彼女の大親友スタンフォードはゲイで、恋愛相談の相手として頻繁に登場する。ふたりの率直な意見交換やひねりの効いたジョークが飛び交うキャンピーな会話はいつ聞いてもふき出してしまう。パーティガールとしても有名な彼女は、スタンフォードとゲイナイトへ遊びに行くシーンも多い。その影響で、キャリーに憧れゲイの親友を欲しがるストレート女性が急増したとも言われている。またドラマでは、バイセクシュアル男性との恋愛に悩むエピソードもリアルだ。
※いつも仲の良いキャリーとスタンフォード。
● シャーロット・ヨーク (クリスティン・デイヴィス)
元ギャラリーのアートディーラー。キャリー同様、アンソニーというゲイの親友がいる。スタンフォードが温厚で落ち着いた性格なのに比べ、アンソニーは強烈な毒舌とスノッブな態度の女王様気質で、ふたりはいつもぶつかる。そんな彼らのいかにもゲイらしいケンカやセリフも見どころ。また、シャーロットはドラマのシーズン2では、ニューヨークのパワーレズビアンと出会い、その自立した自由奔放なライフスタイルに魅了されるエピソードも話題になった。
※シャーロットの親友で毒舌のアンソニー。
●ミランダ・ホッブス (シンシア・ニクソン)
敏腕弁護士。ドラマでは、同僚にレズビアンと間違えられ、女性とのデートをセッティングされる。映画版では、バレンタインの日にカップルだらけのムーディなレストランでキャリーと食事をすることから、ウェイトレスにレズビアンカップルと間違えられるエピソードもユーモラス。
また、ミランダ役を演じる女優、シンシア・ニクソン本人も、元夫と離婚後、数年前から女性と付き合っている話はあまりにも有名。前夫との間にできた子どもを女性のパートナーと一緒に育て、女性との恋愛を謳歌していることについては様々なメディアで公にしている。
★シンシア・ニクソンのカミングアウトについては、こちら。
●サマンサ・ジョーンズ (キム・キャトラル)
PR会社社長。そのパワフルかつ性についてオープンで奔放なキャラクターは、ゲイ男性の間で人気ナンバーワン。世間体や年齢を気にせず人生をおもいっきり自由に楽しむところや、ユーモアのある毒舌っぷり、露骨で率直な物言い、とにかく「派手でゴージャスなものが好き!」というセンスは、ゲイカルチャーに見られるキャンピーな要素が満載で、4人の中で最もゲイ男性っぽく描かれたキャラクターともいえる。また、ドラマでは、オープンマインドでつねにセックスにおいて新しい体験に好奇心旺盛な彼女は、女性とも恋愛を。レズビアンセックスについて感激するシーンもサマンサならではのコメントが面白い。
また、主人公全員のファッションコンシャスさや、エッジの効いたセンスも、この『SATC』の見どころとして有名。この、世界中のファッション誌や女性が注目する、斬新で飽きさせない衣装は、「世界一有名なスタイリスト」ともいわれる超敏腕スタイリスト、パトリシア・フィールドならではの独特なセンスによるもの。レズビアンでもある彼女は、ドラマシリーズでは、当時のパートナー、レベッカ・ワインベルグとともにスタイリングを手がけた。クレジットには、「パトリシア・フィールド」「レベッカ・フィールド」と同じ名字で名を連ねるなど、カップルで仕事をしたことを、オープンにしている。
次回、そんなパトリシア・フィールド・プレゼンツのジャパンプレミア・イベントの様子を完全レポート!
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