3. 国内外で議論を呼んだ今年の重大ニュース
今年5月に米カリフォルニア州で同性婚が可決され、コメディアンのエレン・デジェネレスと女優のポーシャ・デ・ロッシ がグラマラスな結婚式を挙げたことが日本国内でも取り上げられ、大きな注目を集めた。
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※エレン・デジェネレスとポーシャ・デ・ロッシのグラマラスな結婚式は、『ELLE』(08年12月号)をはじめ、国内の女性ファッション誌でも話題に(写真右上)。
しかし、喜んだのはつかの間、11月に同性婚に反対だったProposition 8 (改憲案「提案8号」)が可決され、僅か数ヶ月で覆され、クィアたちにとって残念な結果となった今年を代表する一大ニュース。このProposition 8 (改憲案「提案8号」)の可決に対して、日本国内の一般メディアではあまり取り上げられていなかったが、アメリカでは、 『Lの世界』 ベット役の女優ジェニファー・ビールス をはじめ、リンジー・ローハン とその恋人のDJサマンサ・ロンソン 、 『セックス・アンド・ザ・シティ』 ミランダ役のシンシア・ニクソン 、ドリュー・バリモアなど、レズビアン・ゲイ問わず多くの米Aリスト・セレブリティがProp8に対し、様々なメディアで遺憾の意を示している。今後も全世界のコミュニティ内外で論議が加熱することは間違いない。
なかでも、TWがとくに注目したセレブリティの発言を以下、いくつかご紹介。
●レイシャ・ヘイリー (『Lの世界』アリス役の女優)
先日TWが行ったインタビュー(1月掲載予定)で聞かせてくれた、彼女の同性婚についての発言を一部ご紹介。
「とてもとても遺憾だわ。カリフォルニア州にはがっかりしている。いまはツアー中なので残念ながらデモに参加できないけれども、これから出来る限りのことはしたいわ」
と、多忙な彼女はデモにこそ参加できないものの、クィアコミュニティとの連帯の意志が健在であることを表明した。
●シンシア・ニクソン(『セックス・アンド・ザ・シティ』ミランダ役の女優)
『セックス・アンド・ザ・シティ2』
6月4日(金)より 丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
配給/ワーナー・ブラザース映画
監督/マイケル・パトリック・キング
出演/サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・ディヴィス、シンシア・ニクソン
公式サイト/http://www.SATC2.jp
とくに今年になって女性のパートナーとの交際を公でオープンに語るようになった『SATC』ミランダ役のシンシア・ニクソン も、CNNのインタビューで自身の女性との交際の経験も交え、フランクに語った。男の元パートナーや、彼との間にできた子ども、現在の女性の恋人との生活、結婚概念、オバマ氏の同性婚についてのスタンスなどを赤裸々に語る、いままでで最も興味深いインタビューだ。
★シンシア・ニクソンのCNNインタビュー(インタビュー部分、日本語字幕つき)はこちらをチェック↓
www.youtube.com/watch
最近では、女性との交際を謳歌することだけに留まらず、完全にゲイ活動家となったと言えるシンシア・ニクソン。
●ドリュー・バリモア(バイセクシュアルとしてカミングアウトしている米女優)
Prop 8に反対するデモに、バイセクシュアルとしてもオープンにしているハリウッド女優のドリュー・バリモアも参加し、大きな注目を浴びた。“私はあなたたちと共に闘うわ! Prop8反対!”(I will fight with you! No on Prop 8!)という頼もしい発言にLGBTたちは熱い声援を送っている。
★アナ・ラショシャ監督が撮った、Prop8に反対するデモの映像はこちら 。
●ジェフリー・スター
目の覚めるようなショッキングピンク・ヘアがトレードマークの超個性派クィアアーティスト、ジェフリー・スター。普段はアーティストとしてスノッブな物腰が魅力な彼だが、このときばかりは自身のマイスペースのブログでProp 8に反対の投票を行うよう強く奨励している。
★ジェフリー・スター マイスペース
www.myspace.com/jeffreestar
【ジェフリー・スターの投稿 10月12日 一部引用】
【今日はナショナル・カミングアウトデイなので、みなさんに秘密を明かしちゃいます:
俺はホモヤロウだ!!
しかも誇りに思っている。政治についてはほとんど語らない僕だけれど、今日だけはルイ・ヴィトンのバッグを横において、ぶっちゃけるよ。
いま、国内でゲイやレズビアンの権利を拒む投票が行われようとしている。権利と言っても、特別な権利じゃないよね―平等の 権利。誰も、(ゲイに)“フェラする減税”をお願いしているわけじゃないよね。同性婚はただたんに同性カップルに、ストレートと同様の権利 と法的保護を与えているんだよね。たとえば、病院へ愛している人に面会に行けることなどを拒否されるのは非人道的だよね。他人種のカップルや、他宗教のカップルなどに結婚をする権利が拒否される法案が投票されていたなら、そんなに支持されるかな?】
と、皮肉の効いた迫力満点な書きだしで始まり、その後も“地球上で最もセクシーなヘテロ男ブラッド・ピット”など、同性婚のために戦っているストレートのセレブリティたちを例に挙げ、賞賛。また、自分がどんなにお金や影響力を手に入れても、最愛の彼とは結婚できないことなどを嘆き、とにかく法案に反対するよう、ジェフリーならではのユーモアを交え、エネルギッシュに呼びかけている。
そんな普段は非政治的なジェフリーと同様に、先日NOTESでも掲載した、ゲイアクティビストではないDJサマンサ・ロンソンやリンジー・ローハンなども自身のマイスペースで発言 を行っていて、こういったことからもアメリカでの議論の白熱ぶりが伺える。今後も各方面で論争は続いていくと思われるが、シンシア・ニクソンが上記のインタビューで発言しているように、“同性婚が可能になる日はそう遠くなさそうだ”。来年同時期には、可決した流行語大賞になることをスタッフ一同強く祈る!
★ ご応募頂いた読者の方(カリフォルニア州在住)からのコメント
やはり「Prop 8」でしょう!!!!!
Prop 8を機に、これまで政治に興味なかった子もデモをしたりするようになりましたし、カリフォルニア以外のゲイコミュニティにもインパクトを及ぼした言葉ではないでしょうか。
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