『Lの世界』ジョイス役ジェーン・リンチ

By Yuki Keiser January 2006


Lの世界/ジョイス/ジェーン・リンチ

6.レズビアン映画制作会社を支援

――ハリウッドを拠点に活動している米唯一のレズビアン映画制作会社パワーアップのイベントなどでよくジェーンを見かけたけど、この団体との関係は?

パワーアップを支持しているし寄付もしているの。また、ボランティアもたまに行っている。たとえば、同社がプロデュースしたショートフィルム「Little Black Boots」と「Promptoversy」に出演したりとか。とても面白い作品で、じつはプロデュースの面でも少しお手伝いしたの。エンターテイメント業界では女性、とくにレズビアンのほうが男性より弱い立場だから、レズビアンにもチャンスを与えようとしているところには脱帽するわ。あと個人的にも、運営者のステーシーとリサの人間性が大好き。

――パワーアップはあなたの人生に何を与えたと思う?

そうね、おかげでプロデュースに携わることができたわ。映画がどのように作られるのかを間近に見られる貴重な経験を与えてもらったの。それまでは女優業しかしていなくて、裏側を見たことがなかったからね。あと、単純にみんなでボランティア活動を行うことはとても素敵で充実感を感じる。お金が絡まないときこそ、何か特別なことが起こるのよね。みんなとにかく心を込めて働こうとするじゃない?なぜかははっきりわからないけれど、多分具体的に何も得ることがないからこそ、いつもよりもっと熱心に仕事してもっとチャレンジするんじゃないかな。だからそのご褒美はプライスレスだわ。

――レズビアン映画をプロデュースする非営利会社って他に知らないんだけれど、LA特有の団体だと思う?

そうね、LA特有といえると思うわ。レズビアン映画に専念する団体がLA以外に成り立たないと思うからね。LAには、そういったサブカルチャーの団体がやまほどあるからね。アメリカの他の街ではNY以外ありえないと思う。私がパワーアップでとくに気に入っているのは、男性もメンバーとして受け入れているところ。こうした団体が閉鎖的じゃないことは大事だと捉えていて、ハリウッドでのレズビアンの地位向上にフォーカスを当てながらも、ストレートの人たちに対して排他的でないから。私もみんなの地位向上を目指すべきだと思うの。ゲイ男性、レズビアン、外国人、車いす利用者など、みんなね。

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