『Lの世界』スタイリスト C・サマーズ

By Trish Bendix article from AfterEllen.com


シンシア・サマーズ

4.ビールスは役の全てを指揮

――いままでにあなたがした仕事でファッションがここまでポリティカルだったことってある?

私は政治家になるべきね(笑)。なんてね! いままで関わってきた映画やTVシリーズが、描くときに細心の注意が必要なグループが多いのは確か。アジア人や先住民族、または宗教グループとか。彼らを正しく描くうえで、彼らの抱える問題に繊細にならなくてはならないと思う。たとえそれが目立つ部分でなくてもね。

――かといって、みんなみんなが求めていることを全て与えることはできないわよね。

そんなの無理に決まっているわ!

『Lの世界』のスピンオフ(=ドラマのキャラクターひとりに焦点を当てた続編)があるって聞いたんだけど。あなたも関わるのかしら? (※インタビュー後、スピンオフがケーブル局ショータイムで放送されないことが公表された。)

もちろん、是非参加したいと思っているわ。それについてはたくさんの噂が浮上していてどうなるかはっきりまだわからないけれど、何かが起きることは確か。

――ところで、ドラマのなかで衣装を着せるのに一番好きなキャラクターは?

その質問大嫌いだわ!

――あら失礼! それじゃあ、誰に衣装着せるのが一番楽しかったかしら?

オーマイグッドネス! ひとりだけじゃないわ! まぁ、でもジェニファー・ビールスはトップに入ること間違いなしね。だってジェニファーは演技のつま先まで指揮していたいような女優だから。

彼女のことがとっても好きで、仲もとても良いのよ。存在感がある女優よね。自分のキャラクターがどんなふうになって欲しいか常に考えているしね。本当の彼女を知るまでは、じつは少し怖いイメージがあったんだけれど、彼女は私が出会ったなかで最も知的な人よ。

――ジェニファーに会えて、たくさんの女性があなたを羨むでしょうね!

本当にとてもスマートで何でも知っている人なのよ。彼女のことは騙せないわよ! 初めから、「どうしてベットはこれを着るの? どうしてあれを着るの?」といった具合に、演じるキャラクターのためになぜその服を着るかまで理解したいから、私はつねに汗びっしょりって感じ!

――単にかわいい服を着せて満足させられないわけね。

そう。でもシーズン1以降、ほとんどのキャストは私を完全に信頼してくれたわ。キャラクターみんな好きだけれど、個人的にはやっぱりジェニファーが好みね。

あと、ジェニーは変化し続ける複雑なキャラクターだから難しいのよね。そこがジェニーの魅力でもあるけれど。みんな彼女を嫌うのが大好きよね!

ジェニー/ミア・カーシュナー
(C)2008 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.

そういえば、一時期私たちはジェニーの中間地点を見つけたんだけれど、その後また、「彼女は一体何をしたいの!? なんでそんなことするの! オーマイゴッド!」的なキャラクターに戻ってきたのは良いことよね。

シェーンも同様にコンスタントに変化してきたわ。いつもシーズン初めにインスピレーション・ボードをつくっているの。シェーンのルックスのコンセプトは、70年代初頭の若かったときのミック・ジャガーなの。すごいタイトなパンツとシャツに、クレイジーな髪型。その髪型はケイトにぴったりよね!

シーズンごとにシェーンのルックスは変わっていくけれど、基本はロックテイストをキープしてきた。それが本当に彼女にマッチしていたわよね。

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