『Lの世界』スタイリスト C・サマーズ

By Trish Bendix article from AfterEllen.com


シンシア・サマーズ

5.パピのルックスは悪評だった!

――次は、悪評判なパピの帽子についても、知らなくっちゃならないんだけど!

(笑)

――パピに対するフィードバックを聞いて、そのルックスはあまり彼女にハマっていないと判断したの? 彼女の衣装選びと彼女の描かれ方についてどんな風に感じた?

新しいキャラクターが1シーズンだけ加わったり、6話だけ登場したりするときって、スタイリングはとても難しいの。重要な役だったり、ヴィジュアル的にも大きな役割だったらなおさらね。

Lの世界/パピ/ジャニナ・ガバンカー
(C)2008 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.

また、ほとんどの場合、最初はあまり準備する時間が与えられていないのよね。シーズンの始まりに脚本が仕上がっていないことも多いし、新しいキャラクターのバックグラウンドをあまり知らされていない場合も多いのよね。その後の進展をほのめかす程度で、いつも具体的に説明を受けているわけでもないの。

ある描き方のキャラクターがいて、ときにそのキャスティングが求めていたものとは多少違ったり、または素晴らしい女優がキャスティングされて、その人がまたかなり違う要素をキャラクターに与えたりしたりと、予想つかない部分もたくさんあるの。

パピに関しては、初めからそれが明かだったの。パピ演じるジャニナ・ガバンカーは素晴らしい女優だけれど、その役は彼女自身と大分違う描かれ方で、私たちは最初苦労した。多分、残念ながらそれが少しにじみ出てしまったんだと思う。

ファッションの点でいうと、パピはオーバーに着飾られたかもしれないわね。私たちは本当にすごく頑張ったのだけれども、ある意味頑張りすぎたんだと思う。

残念だけど、典型的な難しい例ね。すでに多大なキャストがいて、そのなかに誰か新しいキャラクターを入れようとしたの。パピは少しシェーンに似ているけれど、シェーンじゃない。ラテン系だけど、そこまででもない。本当に挑戦させられるわね!

――ターシャについてはどんなリサーチを行ったの? とくに軍隊の基地にいないときとかのルックスはどんな風に。

ターシャに関しては、シーズン6で少し変えてみたの。軍隊みたいに、決まっている特定の服装を着せるのはじつは難しいのよ。

Lの世界/ターシャ/ローズ
(C)2008 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.

最初登場したときは、ユニフォームかスウェットパンツにTシャツという格好だったわよね。彼女は軍人で、軍にいるゲイ・レズビアン兵士を体現していたから。キャラクターが誰であるかをつねに意識させたかったの。ドラマ中、基地での彼女ばかりを見せるわけにはいかないから、彼女がどこにいようが、軍隊にいることが感じられるようにするのが重要だった。だから、彼女の衣装はそのキャラクターにとくべつ左右されていたの。

最終シーズンでは少しルーズなルックスになったけれど、主にバギーやジーンズ、バイクジャケット系だったので、まだまだブッチっぽくはあるけれどもね(笑)。

ターシャ演じるローズは、他のキャストが素敵な洋服ばかり着ているのを見ながら、自分は「OK、今日はどのズボンを着ればいいのかしら?」って言う羽目だからかわいそうなのよ(笑)。彼女はゴージャスなドレスなどに最適な美しいボディを持っているのに!

毎回シーズンの終わりに、他のキャストが「これはローズにすごく似合うわ」と言って自分のクローゼットからいくつか素敵な洋服を見つくろって彼女にあげるのよ。だって軍隊の制服を家に持って帰るわけないじゃない(笑)。


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