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2.米レズビアンシーンでも話題に
また、Sick Of Sarahのブレイクのきっかけのひとつに、2005年から08年にかけて放映されたアメリカの人気テレビドラマで、ティーン版『Lの世界』ともいわれている甘酸っぱい青春ドラマ『South of Nowhere』のなかで楽曲「Common Mistake」と「Mr. Incredible」が使われてレズビアンシーンでも一躍話題に。このティーン・レズビアンのLAでのスクールライフを描いた『South of Nowhere』は、クィア要素満載のコメディ・テレビドラマ『アグリー・ベティ』などと共にTeen Choice awardsにノミネートされるほど、全米のティーンネイジャーから絶大な人気と共感を得たドラマなのだ。
※左から、ベース/ボーカルのJamie Holm、リードボーカル/リズムギターのAbisha Uhl、ギター/ボーカルのKatie Murphy、ドラム/バックアップダンサーのBrooke Svanes、ギター/ボーカルのJessie Farmer。
また、Sick Of Sarahの成功は、彼女たちの所属しているレーベル〈Adamant Records〉のサポートのおかげでもあるとJessieが言っている。商業業績への悪影響を恐れ、セクシュアリティを隠すようにプレッシャーをかけるレーベルが少なくないなか、あらゆる面で自分たちが自分たちらしくあるということを、Adamant Recordsは最初から奨励してくれたのだと。「好きなだけゲイでいていい、そして、自分らしくなって!」と、クィアであることを全面的にバックアップしている。ゲイフレンドリーなレーベルにめぐりあえたことも彼女たちのオープンなキャラクターと、等身大のリアルなリリックが注目されるきっかけのひとつなのだ。
また、3人のメンバーのうち2人がレズビアンで知られる、サンフランシスコのエレクトロポップ・ロック・トリオ、Von Ivaとツアーを回るなど、クィア・アーティストとの交流もバッチリ! Von Ivaは、ボーカルのJillian Iva率いるトリオ編成で、キーボディストのBex (Rebecca Kupersmith)とドラマーのLay Lay (Kelly Harris)がレズビアン。レズビアンドラマ『Lの世界』のシーズン3のエピソード3で楽曲「Same Sad Song」が使われ、話題を呼んだ。アグレッシブなビートとパンチのきいたボーカルが印象的というだけでなく、そのセクシーでクールなルックスにも大注目!
そして2008年には、セルフタイトルを冠した待望のデビュー・アルバム『Sick Of Sarah』を本国アメリカでリリース。そのサウンドは、90年代のガールズ・ロックからの影響が感じられ、グェン・ステファニーがボーカルを務めていた初期ノー・ダウトなどを彷彿させる。まさにAbishaのスウィートなボーカルをバックアップするJessie とKatieとJamieのコーラスが絶妙なハーモニーを生み出している。
そしてついに2009年5月20日に満を持しての日本盤もリリース! いまをときめくガールズ・パワー全開のキャッチーなサウンドとポップでクィアなセンスがセクシュアリティを超えた新たなガールズ・ロックの幕開けになる予感! ファッション誌『Elle girl』や『FIGARO japon』でも取り上げられるなど、セクシュアリティを問わず同性からの注目度は高い。是非チェックを!!
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