ゲイ・エチケットwithマット! Lesson 1

By Mattew K


ゲイ・エチケットwithマット

2. デリカシーのある質問をご提案!

前回、欧米で初対面にはタブーな質問、”Are you top or bottom?”(=あなたはトップ、それともボトム?)をご紹介しました。今回は、その理由について説明させてね。

まず、ただ単に欧米では初対面にこんな質問はしません! 何しろパーソナルすぎるし、セックスだけに焦点を当てすぎ! この質問、お母さんに聞いたりする? もちろん聞かないよね! だから初対面の相手に対してもしない質問なのよ、みなさん☆ この質問を赤の他人にするのは、ものすごく酔っているからか、ただセックスだけを求めているからっていうこと。だからその質問をされると、僕はかなり引いたり萎えるんです。。。英語でいう、turned off...!

ということで、ワンナイト以上の関係を求めているなら、こんな質問で会話を始めるのは絶対にNG。それに、全体的に欧米の多くの人たちはラベルを貼るのをあまり好みません。「ゲイ」、「レズビアン」、「バイ」もそんなにあからさまに言いたくないし、ましてや初対面に「トップ」や「ボトム」はタブー。

また、たまにこれらの使い方も間違ったりしているので、その意味についてもひと言を。

「トップ」は文字通り、(セックスの際)トップ(=上)に位置する人を指していて、「ボトム」は、ボトム(=下)に位置する人のこと。

この言葉は一般的に男性が上のポジションで、女性が下のポジションとされていた、ストレートのセックスからきている表現。それで、僕らゲイやレズビアンに関しては、「トップ」は“する側”(“入れる側”)で、「ボトム」は“される側”(“入れられる側”)を示す言葉。おわかり?

あ、あと、自分たちを「ヴァーサタイル」(versatile)と呼ぶ人たちを忘れちゃダメよ。ヴァーサタイルな人は、トップとボトムになるのを両方好む人のこと。

それでもうひとつ追加すると、「トップ」と「アクティヴ」(active)、「ボトム」と「パッシヴ」(passive)は同じ意味で使用されがちだけれど、実は微妙に違うことも! 

まず「アクティブ」と「パッシヴ」は、主にベッドでの“態度”や“アティチュード”のことを表していて、「トップ」と「ボトム」は、“役割”のことを表しているの。

「アクティブ」の本当の意味は、ベッドで“アグレッシブ”であることで、自分が何を求めるか、どのようにしたいか、とにかく色々と主張したりするのがアクティブ! パッシヴな人はあまり行動をせず、彼・彼女に指導される感じ。

だから、アクティブな2人が同時にセックスするのは問題ないけれど、“する側”であるトップ2人が同時に一緒にセックスをするのは難しいかも。ボトムに関しても同様に、ボトム2人が同時に一緒にセックスするのはほぼ不可能で、トップにせよボトムにせよ、とにかくセックスは交代にするしかないわけ。  

だから、トップでパッシヴはあり得るし、アクティブでボトムの人もあり得る。Yes you can! 混乱させちゃったかな!? (でも確かに、パッシヴでトップであることは少し困難なところがあるけれど、あり得ることはあり得る!)

と少し脱線しちゃったけれど、さっきの話に戻ると、「あなたはトップ、それともボトム?」という質問はとにかく御法度! でもたとえばあなたがトップの人だけに興味があって、トップ以外とはデートしたくないとすれば、こういった質問の仕方をしたらいいかも。

「What are you into?」 
ワット・アー・ユー・イントゥ?
あなたの好みは?

好みとしてセックスについての質問として捉えられる傍ら、全体的に興味全般についてにも聞こえるから、もっと漠然としていて、超ダイレクトな「あなたはトップ、それともボトム?」よりずっとデリカシーのあるフレーズ。とはいえ、初めて会った直後に聞くのはこれもまたNG! 気の利いた会話を少し堪能して何杯かドリンクを飲んでから聞くのが賢いマナー。次回は、その状況をシミュレーションした会話の例を挙げたいと思います!



プライベート・レッスン with マット

★マットは、高校の英語教師以外にも、英会話のプライベート・レッスンの講師をプロフェッショナルで行っています。是非この機会にあなたも英語力やクィア英会話のスキルをアップしてみては? レッスンのシステムは、「都内のカフェで1時間~1時間半の会話・レッスンの料金+カフェ代」、となっています。興味のある読者の方は、希望の場所や予算など、こちらのアドレスまでご連絡ください。その他、レッスンに関するお問い合わせもお気軽にお寄せください。よろしくお願いします!!



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