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1. ドイツのナンバー2がオープンリーゲイ!
今後、TWエディターズが気になったインターナショナルなLGBTニュースをピックアップしてここでご紹介。まずは、ドイツから!
9月27日(日)、ドイツの連邦議会選挙(総選挙)にて、アンゲラ・メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU)が第1党を確保、連立政権として同盟している自由民主党(FDP)の議席数と合わせて過半数を獲得した。
与党が同盟している同FDPの党首がギド・ヴェスターヴェレというオープンリー・ゲイの男性のため、ドイツは、国のナンバーワンが女性でナンバーツーがゲイという初の国に!
※ゲイとしてカミングアウトしているFDPの党首、ギド・ヴェスターヴェレ
そんないま話題のヴェスターヴェレがゲイであることは以前から周知の事実で、セクシュアリティ問わずドイツ国民に人気の様子。事実、2004年のヴェスターヴェレのカミングアウトも、2001年のベルリンの市長のカミングアウトに引き続き、国民から温かく自然に受け入れられた。同氏の長年の恋人でマネージャーに転職した元スポーツ選手のマイケル・ムロンツをメルケル首相の50歳の誕生日パーティに堂々とパートナーとして連れて行ったのがカミングアウトとなり、メディアにもその新しいパワーゲイ・カップルが大々的に報道されスムーズかつエレガントな公表となった。
そして今回の当選では、ヴェスターヴェレは次期外務大臣として期待されている。中東やアフリカの数々の国で同性愛者が罰せられたり死刑にされているため、今後ドイツの大臣がゲイという事実がどのように外交に影響するのかも注目されているところ。たとえば同性愛が非合法な国でのレセプション・パーティに同氏の男性パートナーを同伴するケースも今後考えられる。そんな出来事がいまから懸念されつつも、今後そういった国の対応が同性愛者に対してより寛容的になるよう影響することも一部では期待されている。
そんななか、ドイツの大臣がヴェスターヴェレに対してアンチ・ゲイ発言を発信し、LGBT団体のプレッシャーなどにより謝罪を強いられた。
先日、社会民主主義(SPD)のピーター・ラングナーが、ヴェスターヴェレの次期外務大臣任命の可能性について、「ゲイの外務大臣は欲しくない」と友人に語っていたのだ。「(第2世界大戦の際)同性愛者を迫害していた国での発言だからこそ許されるべきではない」とLGBT団体に強く批判され、当初は「プライベートでの発言だ」と弁護したものの、最終的にはラングナーは次のような謝罪を。「私は同性愛者への偏見を持っていませんし、寛容な人間だと思っています。もしも私の発言が誰かの気持ちを傷つけたなら、大変申し訳なく思いますし、強く謝罪の意を表明したいと思います」
日本では、「おかま嫌い」を平然と公表する石原都知事が有名だが、欧米では政治家や著名人のアンチ・ゲイな発言はどんどん許されなくなっている。パリやベルリンの市長、アイスランドの首相、スイス・チューリッヒの市長、そしてドイツの外務大臣がオープンリー・ゲイやレズビアンとなると、石原都知事も少しずつ肩身が狭くなってくるのでは!
最後に、ヴェスターヴェレがベルリンのゲイマガジン『Siegessaeule』(今月号)で若者に向けて素敵な発言をしているので、ご紹介を。「若いゲイやレズビアンに、“全てが思うように行かなくても、失望しないように”、と言いたい。私の希望よりも遅いけれど、この社会は寛容と尊重の良い方向に確実に変化しているから。」
今後も希望あふれるヴェスターヴェレに期待&応援を!

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文/近藤日咲子・カイザー雪
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