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先月TWでお伝えした通り、9月1日にローマのゲイストリートと呼ばれるサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ通りに位置するゲイバーが攻撃された。その翌日に千人以上のLGBTがバーの前に集合しデモを行い、その後も数々の反ホモフォビア・イベントが同街で開催され、なかでも1万人規模のマーチが9月24日に催された。今回は、現地のダイクの協力を得て、そのフォトレポートをお届け。
※9月24日にローマで開催された、反ホモフォビア・イベント。マスクには、イタリア語で「レズビアンです。幽霊です」といったメッセージが。(※「幽霊の様に、LGBTたちは権利も尊重も保障されていなく、社会的に存在しないのと同様」の意)
同イベントは、「不寛容と全ての差別に抗議する」とした目的のマーチで、ローマの市長ジャンニ・アレマンノ(Gianni Alemanno)をはじめ、数々の政治家やLGBTたちがマーチした。政治家のなかにはもちろん、前回のデモにも駆けつけていたレズビアンとしてカミングアウトしている野党議員のパオラ・コンチャやイタリア国会初のトランスジェンダー議員として知られるヴラディミール・ルクスリア元議員も参加。今回はホモフォビアだけではなく、人種差別やあらゆる差別に対しての反対デモだったため、セクシュアリティを問わず多くの参加者が最近イタリアで起きた同性愛者への攻撃に対して反発の意を表した。
※「偽善者たち、いまに後悔するでしょう。あなたたちは白い墓石のように、外見は美しいけれど、中身は死んだ骨と腐敗だらけ!」といった内容のプラカードを持つ参加者。
たくさんの参加者が集い多くの政治家が駆けつけ成功に見えたこのイベント。しかし一方では複雑な気持ちを隠せないLGBTもたくさんいて、現地のクィアにTWが同イベントの感想を聞いたところ、次のような意見が浮き彫りに。「多くの参加者が集まったのはうれしいけれど、保守的で有名な政治家も今回はたくさん参加していた。(ふだん同性愛に比較的反対な政治家たちなので)次の選挙のためのパフォーマンスにしか見えないから、すごく微妙なマーチだった」と、次期選挙の票集めに利用されたという複雑な心境が多くの当事者の間で浮上している様子。
隣国スペインでは同性婚が4年前より合法化されたなか、EU内で東欧とともに同性間のパートナーシップ制度が認められない唯一の国といわれるイタリア。ドルチェ&ガッバーナを筆頭に、イタリアのほとんどのビッグメゾンのデザイナーがオープンリーゲイとして有名なのと同時に、カトリック教徒が根強く同性愛に反対するなど、正反対な主流が共存する複雑な同国に今後も注目。

Photos by Lorenza Parisi
★イタリアのLGBT人権擁護団体「Arcigay」のオフィシャルHP↓
www.arcigay.it
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