Monthly Movies ピックアップ(10年1月)

By Hisako Kondou


Monthly Movies ピックアップ

1.ずっとあなたを愛してる

今回から、レズビアン映画ではないけれど、Tokyo Wrestling的に興味深い映画をいくつかピックアップしてご紹介。当サイトでは、インタビュー記事こそはほぼオールクィアですが、Webマガジンとして、セクシュアリティ問わず気になった作品やトピックスも取り上げていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!

『ずっとあなたを愛してる』
※クリスティン・スコット・トーマスの演技に圧倒される大人のヒューマン・ドラマ『ずっとあなたと愛している』

フランスの小説家フィリップ・クローデルのオリジナル脚本による長編映画監督デビュー作。15年の刑期を終えた主人公のジュリエットが、献身的な妹や無邪気な姪たち、そして新しく出会ったよき理解者に触れ、少しずつ自分の居場所を見出していく様子を繊細に描く。物語は悲劇的な幕開けながらも、本作の根底にあるのは愛の美しさや絆の強さで、再び本来の自分を取り戻すひとりの女性の姿に心を揺さぶられる。徐々に真実が見えてくるサスペンスフルな前半から、希望へとつながるエンディングまでの展開が絶妙で、グイグイとその独特な世界観に引き込まれる。そして、姉と妹、母と娘の関係、また母としてのわが子への愛などを丁寧に描いていることから、とくに女性の心に響いてくる。

難役ジュリエットを演じ、2008年のゴールデン・グローブ賞など数々の賞にノミネートされ、キャリア最高の演技と絶賛されたのは『イングリッシュ・ペイシェント』(’96)の実力派女優クリスティン・スコット・トーマス。そして、長年引き裂かれていた姉との再会に戸惑いながらも、真摯に向き合う妹レアには、女の子同士の友情を描いた作品『ミナ』(’94)などに出演したエルザ・ジルベルスタイン。2人の演技派女優の迫真の演技に魅せられる感動作!

●『ずっとあなたを愛してる』
原題:Il y a longtemps que je t'aime
監督/脚本:フィリップ・クローデル
出演:クリスティン・スコット・トーマス、エルザ・ジルベルスタイン 他
2008年/フランス・ドイツ合作映画/1時間57分
銀座テアトルシネマほか 全国順次上映中!
(C) 2008 UGC YM - UGC IMAGES - FRANCE 3 CINEMA - INTEGRAL FILM
★オフィシャルサイトはこちら↓
www.zutto-movie.jp

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