ゴシップのライブレポート

By Hisako Kondou


Gossip

1.才能溢れるレズビアン・フェミニストアイコン

今年の1月にリリースしたメジャー移籍第一弾アルバム『Music For Men』を引っ下げて、レズビアン/フェミニストを公言するベス・ディトー率いるバンド、ゴシップが来日。今回で3度目となる凱旋来日を果たした。そこでTokyo Wrestlingでは、2/8(月)にLIQUIDROOMにて行なわれたライブレポートをお届け!

時間にさほど遅れることなく律儀に開演がほぼ満員の状態でスタート。東京での一夜限りのゴシップのステージを一目見ようと駆けつけたファンやメディアの興奮を開幕と同時に一気にヒートアップさせた。レズビアンをカミングアウトし、ホットでダイキーなルックスが当事者たちから大人気のドラム担当のハンナ・ブライリーとギターのブレイス・ペインたちが先に入場し、その後に続いてベスが登場。姿を現す前にバックステージから第一声を響かせただけで会場を多いに沸かせるほど、“ベスありきゴシップ”を改めて証明した。

Gossip/ベス・ディトー
レディー・ガガが「Paparazzi」のPVのなかで着ているイエローベースにネズミのキャラクターをモチーフにしたテキスタイルと同じ素材で作られたジェレミー・スコットのワンピースをおしゃれに着こなすベス・ディトー。


熱い注目と期待を集める中、ネズミのキャラクターをモチーフにしたジェレミー・スコットのキュートなワンピースを着ていたベスは、登場するや否やその存在感大の振る舞いと声量で会場にいた観客全員の心を一気に鷲づかみにした。写真などでのイメージよりも小柄に見えたベスは、ステージの端から端まで水を得た魚のよう身軽に動きまくり、その小気味のいいエネルギッシュなダンスは見ているだけでもテンションが上がり思わず踊り出したくなるような衝動に駆られる。

そしてまずはホットなセカンド・アルバムから「Dimestore Diamond」「Pop Goes The World」「2012」と、迫力満点のパフォーマンスを立て続けに披露。続いてファースト・アルバムに戻って「Your Mangled Heart」を演奏するなど、息をつかせる間もないほどオーディエンスを歓喜させた。ゴシップのファンは特別熱いことでも知られているが、今回も会場はバンドの熱烈なファンばかりで、彼女たちの演奏する1曲1曲を完璧に知り尽くし一緒に熱唱するなど、ファンたちの“ゴシップ狂度”が伝わってきた。

また、必ず曲間ごとにステージからベスが観客に向かって話しかけ直接コミュニケーションをとるなど、ファンを大切にするのもベスの魅力のひとつ。なかでもとくに、「“FAGGET”って日本語でなんて言うのー? 」と叫ぶなど、クィアたちにも大サービスをするアティチュードがつねに溢れていたのが印象的。ライブ中に定期的にクィアたちに呼びかけ、自身のセクシュアリティとダイナマイトボディへの揺るぎない自信とプライドを全身でアピールする彼女のスタイルが、とにかく当事者を魅了しっぱなしのイベントとなった。

Music For Men/Gossip

●Artist:Gossip
●Album:Music For Men
●2,520yen(税込み | Incl. tax)
●Label:Sony Music Japan International
●マイスペースアカウント・ページは、こちら↓
www.myspace.com/gossipband


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【クィアアイコン的バンドGOSSIPとカンバセーション】
レズビアン/フェミニストを公言するベス・ディトー率いるバンド、ゴシップが来日。彼らのインタビューをお届け。