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6.カミングアウトで絶縁されたとき
――自分の日常生活で、クィアらしさを表現したり発信していると思う瞬間は?
一般の場所で普通の会話の中で彼女の話をするときかな。
――完全にカミングアウトしているんだっけ?
完全にしている。自分からは言わないけれど、聞かれたら自然の流れで言っている。
――周りの反応は?
内心驚いているかもしれないけれど、みんな結構普通に「はいはい」、みたいな(笑)。もうみんな割と知っているんじゃないかな。彼氏の話は一切出てこないし、「peli」って検索したら、Tokyo Wrestlingがすぐ出てくるし(笑)。
――アウティングしちゃっているね(笑)。最近、マネージャーがついたみたいだけれど、最初、クィアだってことを隠せとかは言われなかった?
全然言われない。だけど、自分のプロフィールに関しては、「セクシュアリティを全面的に押さないで、興味をもって調べた人が知るくらいの程度にしよう」ってことになった。実際セクシュアリティは少数派で私の個性の一つだけれども、それはそれ。セクシュアリティで仕事をしているんじゃなくてDJとスタイリストだから、自分の看板として出すのは、私の場合は少し違うと思う。 社長もすごく理解があって、「彼女と今度飲みに行こうよ」とかも言ってくれるから、本当に環境に恵まれていると思う。 あと、やっぱりノンケの女性だけの現場は言わなかった。聞かれたら、「彼女います」って答えるけれど、多分みんな大体わかっていて聞かないのよね。若くて、結婚したい人ばかりだったから、かなり言いにくかったというのもある。みんな、合コン、合コンなノリだったから。
――その合コンに誘われたりは?
一回もない(笑)。
――まったく誘われないってことは絶対に知っているか、何かしら感づいていたんだろうね(笑)。両親はどうなの?
母親には言っていて、お父さんだけには言っていない。でもわかっていると思う。家族はこの世で一番私のことを信じているし、とても愛してくれているから私の選ぶことは全て応援してくれているの。本当にありがたい。
――お母さんにはいつ頃言ったの?
3年ぐらい前かなー。でも最初は軽く、「女の子も好きなんだよね~」って感じで。1回、お母さんがMOTELに来たのよね。そのときはオーナーのチガさんに「母を連れて行きます」ってメールをしたの。そしたら、「一応バーの趣旨をお母さんに伝えてくださいね」って言われたので、「今から行く私の仕事先は、女の人と女の人の恋愛を応援するバーだと思ってね」ってお母さんに報告して(笑)。だからそこでもう気づいたと思うし、理解してくれていると思う。
――今までのカミングアウトで、うまくいかなかった経験はある?
高校生のときにあった。当時、私ずっとギャルで、友達にはカミングアウトしていなかったのね。4人組でいつも遊んでいて、卒業のときに言ったら、「もう、お前はあり得ない」って言われて絶縁になったの。でもそのなかのひとりが、その後美術大学に行ったらオカマだらけで、ショックを受けたらしいの。そこで、改めて「あのときひどいことをしたな」って思ってくれたらしくて、「本当にごめんなさい」という内容のメールが届いた。それ以来また仲良くなって、今は仕事も一緒にしたりしている。
――ちょっと感動する話ね! やっぱり偏見がある人の大半は、ゲイやレズビアンが周りにいないと思っているからかもしれないね。
その子たちも、本当に多分何も知らなかったので、当たり前だと思う。
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