エレクトロ・ロックパンク・バンドCSS

By Yuki Keiser


CSS

1.休憩後のさらなるパワー

パンチの効いた音楽とパワー溢れるライブパフォーマンスが世界中でファンを獲得しているブラジル出身のエレクトロ・ロックパンク・バンドCSS。そんな彼らの待望のサード・アルバム「La Liberacíon」(ラ・リベラシオン)が遂にリリース! しばらく活動を休止し、3年ぶりに最高にリフレッシュして帰ってきた彼らのポジティブなバイブレーションが漂う、聴く人を爽快とハッピーな気分にさせてくれる1枚なのだ。また、同アルバムでは、リードシンガーLOVEFOXXXの声との相性も抜群のPrimal ScreamのBoby Gillespieをはじめ、豪華な顔ぶれがゲスト参加をしている。さらにTokyo Wrestling読者には特別うれしい、ゲイアイコン的バンドSSIONのCodyと、“最もゲイな曲”を一緒にリリースしている。

今回のインタビューでは、メンバーのほとんどがクィアな彼らに、ブラジルのゲイプライドやゲイシーン、最近合法になった同性パートナーシップ法、サンパウロのオススメなクィアフレンドリー・スポット、そして日本人のおばあちゃんを持つLOVEFOXXXに彼女との思い出などについて伺った。彼らのチャーミングな人柄と才能に誰もが虜になるはず!

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※メンバーのほとんどがクィアとしてカミングアウトしているCSS。左から、LOVEFOXXX(Vo)、Luiza(G)、Ana(G/Kb)、Carolina(G)、Adriano(B/Backing Vo)。

――ラスト・アルバム「Donkey」の後、CSSは少し休憩をして、「La Liberacíon」は3年ぶりのアルバム。まさにバカンスの後の、リフレッシュされたエネルギーがとても伝わるアルバムだと感じているんだけど、その制作はどのようにしたのかな?

LOVEFOXXX(以下L):
そう、このアルバムの制作は本当に楽しくて、みんなにとって最高に充実した時間だった。すべてに関してみんなポジティブで。以前、バンドにとって辛い時期も経験したけれど、一緒に様々な困難を乗り越えて、私たちの友情も絆も深まって、自分たちも強くなれたの。だからこのアルバムは、マイナスな気持ちはまったくなくて、ただただ愛と幸せに満ちている。

――とくに、「Hits Me Like A Rock」や「Red Alert」はリラックスした雰囲気満載で、夏休みにもぴったりな曲よね! 両方とも、アーティストとのコラボ曲だけど、それはどのように行ったの?

L:
実は、「Red Alert」は、今年の1月にはもうできていたの。西海岸っぽい音楽で、自分たちのなかでは、(ラッパーの)スヌープ・ドッグのイメージだったのね。それでその後、ツアーでオーストラリアを回っているとき、(エレクトロ・ミュージシャンの)RATATATが自分たちで作ったラップのミックステープを聴かせてくれて。本当に最高の曲で、シンプルで、まさに自分たちが求めていたラップだったので、彼らに「Red Alert」の編曲を依頼したの。最終的にはラップにならなかったけど、みんながとても気に入っているアレンジだったので、そのバージョンをCDの曲に決めたの。

そして「Hits Me Like A rock」に関しては、5つものバージョンがあるほど、何回も作り直した曲! それで最初のバージョン等を聴いた瞬間に、(Primal Screamの)Bobby Gillespieの声が聞こえるほど、彼のことがすぐに私たちのなかで浮かんだので、彼に一緒にやらないか頼んでみて。Bobbyとは過去にコラボレーションをしたことがあって意気投合していたから、快諾してくれた。だから、このアルバムに参加してくれたゲスト全員と最高の仕事ができて、とても感謝している。


CSS/『La Liberacíon』
●CSS
●「La Liberacíon」(ラ・リベラシオン)
●Label:KSR
●品番: KCCD-445
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