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Y.keiser2008 |
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INFOでもご紹介した、鬼才ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』日本版ミュージカルに、昨日行ってきました。昨日がツアーの最終日だったのですが、来週の土曜日(21日)にそのツアーの打ち上げライブが開催され、そこにはジョン・キャメロン・ミッチェル監督も出演する予定です。もちろん、そのライブにも行きます(笑)。
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、1997年よりオフ・ブロードウェイで上演されたロングランヒット・ミュージカルで、世界中に熱狂的なファンを持つカルト作品。2001年に映画化され、国内でも2004年より舞台で上演されています。
映画とオリジナル・ミュージカルの主演/監督/脚本家を務めるのは、ゲイとしてカミングアウトしているジョン・キャメロン・ミッチェル。2006年には世界中で大きな話題を集めた映画『ショートバス』も監督としてリリースし、いまやクィア映画の巨匠といわれる人物です。じつは、今回の日本版ミュージカルの主演を務めた山本耕史とジョン・キャメロン・ミッチェルとは、去年『ショートバス』日本公開時に開かれたプレスパーティのときに、一度ステージ上で共演を果たしているのです。一般向けではないプレス関係者向けの小さなパーティではあったものの、即興でアカペラの状態で、曲『オリジン・オブ・ラブ』のデュエットを披露し、大いに関係者を沸かせていました。
今回の舞台に関しては、映画は何度か観ていたものの、初めてで、今回のライブを見るまでは山本さんのキャスティングには正直少し驚いていました。2004年の日本初上演で主演を務めた、ふだんから少し妖しい雰囲気を醸し出している三上博史と比べると、爽やかな好青年という印象が強い山本さんだったのですが、舞台開演早々、迫力満天な登場の仕方と妖艶なパフォーマンスで観客席からも声援があがり、冒頭からかなりの盛り上がりをみせていました。クィアな身のこなしが要求されるライブも完璧にこなし、深みのあるロックな声でブチかましていて、意外にも本当に格好良く、感激しました…! 見ているこっちまで気持ちが良くなるほどキレの良い足蹴りもナイスでした(笑)。
また、イツァーク役は韓国のロックシンガーで母国でも『ヘドヴィグ~』に出演されていた、ソムン・タク(SEO MOON TAK)さんが務めたのですが、彼女も歌がとてもうまく、ソロのときもダイクと錯覚するほど特別ホットでした(笑)。ふたりの息もぴったりでした。
今回は最終日だったので、山本さんが最後にスピーチを行い、さらに2曲も特別に披露してくれました。スピーチでは「この作品がどういう意味なのかよくわからないのですが(笑)」と言っていたのが個人的にウケました(笑)。『ヘドヴィグ~』はかなりきわどいゲイな台詞をたくさん含むクィア要素全開な作品なので、ふだんはクィアっぽくない本人の素のコメントに納得いきました(笑)。何はともあれ、本当にスカッとする格好いいライブなので、今度の土曜日のジョンとの共演もとても興味深く楽しみにしています。21日に行ける方は是非!
●日程: 6/21
●時間: 開場 18:30 開演 19:00
●場所: 中野サンプラザ
●詳細: http://www.hedwig.jp/

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STORY
プラトンの『愛の起原』による、“カタワレ”を探して全米各地を巡る売れないトランスセクシュアルのロックシンガー、ヘドウィグ。そんな彼女はステージの上で自分の半生を歌いながら語る。
共産主義体制下の旧東ドイツに男として生まれ彼はアメリカ軍人ルターと恋に落ち、結婚し渡米できるよう性転換手術を受けるのだが失敗し、股間には「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」が残ることに。渡米間もなくしてベルリンの壁崩壊の日にルターに捨てられるのだが、悲しみに暮れるなか昔抱いていたロック歌手になる夢が甦る…。
08.06.16
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