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Kondou Hisako |
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みなさん、こんにちは。コントリビューター・ライターの近藤です。
今回は、ジム・キャリーとユアン・マクレガーといった大物俳優がゲイカップルを演じる、海外では既に話題沸騰中のゲイムービー『I Love You Phillip Morris』をご紹介しようと思います。
8つのオスカー賞のノミネートを記録したゲイムービー『ブロークバック・マウンテン』や、今年のアカデミー賞で脚本賞と主演男優賞に輝いた『ミルク』に続くクィア作品として注目されている『I Love You Phillip Morris』。今年の1月に開催された世界で最も名誉あるインディペンデント映画際、サンダンス映画祭で上映され、続いて5月に開催された世界三大映画祭のひとつ、カンヌ映画祭「監督週刊部門」でも上映されて話題に。
各界の期待と関心がヒートアップしている『I Love You Phillip Morris』は、信じられないような実話の映画化作品。原作はヒューストンの犯罪記者スティーヴ・マクヴィカー(Steve McViker)が事実を元に執筆した同名小説が元になっています。
典型的なアメリカの保守的な上流中産階級のライフスタイルを歩んでいた、妻子のいる警察官のスティーヴン・ラッセルがある日ゲイとしてカミングアウトするも、ボーイフレンドに貢ぐために詐欺師になり、その結果刑務所入り。服役中に同室になった男性の受刑者フィリップ・モリスと恋に落ちるが、スティーヴンは先に出所したモリスへの恋しさのあまりモリスを追って5年間のうち4回も非暴力的なゲイならではの創造力豊かで巧妙な脱獄を企て、最終的には「懲役144年」になってしまったという究極の“ドラマディ”(=ドラマとコメディの間)なのです。
また、劇中で描かれているふたりのリアルなセックスシーンが保守的なアメリカには少し“ショッキング”すぎたのか、同国では配給会社がずっと見つからず、セックスシーンをもっとライトにするよう要求があったなどのトラブルもありました。けれども、カンヌ映画祭直前に急遽見つかり、アメリカのクィアたちもこの作品を無事鑑賞できることに。ちなみに、フランスで配給権利を購入したのは、巨匠リュック・ベッソン監督の会社「EuropaCorp」。さらに注目を浴びそうな予感!
また、米ゲイカルチャー誌『OUT』(09年3月号)に、この映画の元ネタになった実在するスティーヴンとフリップのふたりの興味深いインタビュー記事が掲載されているので一部をご紹介。スティーヴンは「フィリップをいまでも愛している。でも、僕たちはもう一生一緒になれないんだろうね」と語り、フィリップは「スティーヴンのことがいまだに恋しい。彼とは、いままで誰とも経験したことのない特別な繋がりがある。多くの人たちはそれを一生見つけずに探し求めているから、それを見つけられた僕にとっては人生のなかでとても大きくて大切なこと」などと語り、フィクションではない熱い思いが伝わってくる切ない言葉には心打たれます。
また、気になる俳優に関しては、ジム・キャリー演じるスティーヴンが4回も脱獄してしまうほど、熱烈に恋されるフィリップ・モリスを演じたユアン・マクレガーは、最初から本作を単なるヒューマンドラマというよりも、ラブストーリーとして捉えていたようです。出演するきっかけには「ジム・キャリーが既にキャスティングされていたことに惹かれたんだ」とも語り、セクシュアリティを超えてジム・キャリーの役者としてのユニークさに惹かれていたようですね。劇中では息のあったステキなゲイカップルぶりが見られるはず!
当のジム・キャリーも、カンヌ映画祭のプレスカンファレンスでは「こんなに演じたいと思った脚本をいままでのキャリアで読んだことはあまりない」「自分がやるべきだと感じた。エージェントに、たとえギャラが出なかったとしてもこの役をやりたいと言ったよ」と、このゲイムービーの魅力と自分が演じたゲイキャラクターへの愛着をアピール。来年日本上陸予定なので公開が待ち遠しいですね!!
★映画のトレーラーはこちら↓
www.youtube.com/watch
09.05.28
«Telepatheのインタビュー&スナップ撮影!
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