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Y.keiser2009 |
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みなさん、こんにちは。 チーフエディターのカイザーです。
もうお気づきの読者の方もいるかと思いますが、Tokyo Wrestlingの2周年記念に伴い、先週HOMEページのヘッダー画像をリニューアルしました!
2007年6月9日にTWのラウンチングパーティをLAで開催して以来、この日にちをTW誕生日とさせていただいております。
それで今回は、この新しいデザインについて少しご紹介できたらと思います!
まず目を惹くマリンルックのダイクのイラストについて。
シャネルやD&G、グッチなどのビッグメゾンが現在コレクションに取り入れているように、ちょうど今年の春夏のトレンドにもなっているマリンモチーフですが、じつは以前からモード界以外にもレズビアンカルチャーと縁のあるモチーフでもあるのです。
海軍ルックを取り入れたファッションやモチーフが海外のダイクカルチャーでここ数年とくによく見られるのですが、そもそもこのマリンというモチーフはゲイカルチャーではかなり前から存在しています。
男心をそそるユニフォームや力強い筋肉、男だけのマッチョな世界、故郷を離れるドラマティックさなどと、とにかく男色とファンタジーたっぷりなこの世界が、ゲイ男性を魅了し続けるのはごく自然なこと。そういうわけで、そのモチーフをゲイカルチャーに浸透させたゲイ・アーティストの作品は昔から数知れず。
たとえば47年にゲイとして知られるフランスの作家ジャン・ジュネが小説『ブレストの乱暴者』で海軍を描き、その作品をファスビンダー監督がその約40年後に映画化したり。
80年代では、キッチュ・テイストが魅力的なアーティスト、ピエール&ジルの数々の作品に登場したり、同じくカミングアウトしていて、ボーダーのマリントップがトレードマークのファッションデザイナー、ジャン=ポール・ゴルチエの香水「Mâle」の広告でも海軍兵士が演出されたり。

※ピエール&ジルの数々の作品に登場する海軍兵士たち。ふたりの海軍兵士がキスしている絵画はフランスの反ホモフォビアのイベントにも使用されたほど大人気。

※ジャン=ポール・ゴルチエの香水「Mâle」の広告。挑発的で官能的な眼差しとポーズがゲイ・テイスト全開!
90年代には、先日デヴィッド・ラシャペルでもご紹介した海軍兵士同士がキスするDIESELの広告作品なども発表していて、さらに同モチーフを定着させました。

※新鋭フォトグラファー、デヴィッド・ラシャペルの海軍兵士同士がキスする広告作品DIESELは当時大きな話題を。
そのほか、海外のゲイプライドでは、海軍ルックが必ず登場するドレスコードのひとつでもあったりと、とにかく20世紀の初頭からいままでずっと世界中のゲイ・アーティストを刺激し続けたモチーフのひとつなのです!
レズビアンカルチャーでも、シャープでメンズライクなルックスやタフさが好きなダイクたちに、凛々しい海軍が大好評なのも無理ない! そんなアイコン的モチーフが最近、ダイクならではの遊び心満載な演出で登場。
たとえば、『Lの世界』シーズン3で衣装をデザインしたダイクファッションのデザイナー、パリサ・パルニアンも自身のブランド「リグド・アウトフィッターズ」でマリンモチーフを定期的にデザイン。

※『Lの世界』でも登場のダイクファッション・ブランド「リグド・アウトフィッターズ」。「Lady Killer」(=女たらし)など、クィアでユーモラスなメッセージを添えてキュートにアレンジ!
または、パリで13年間開催された超クールな伝説のダイクパーティ「Ladies Room」のフライヤーも海軍ルックにひねりを効かせて使用するなど、永遠のクィア・テーマ!

※パリの伝説のダイクパーティ「Ladies Room」のフライヤーで、タフでユーモアたっぷりなマリンダイクが登場!
…と、挙げればキリがないくらいご紹介したいものが多いのですが(笑)、そんなこんなで、TWスタッフのなかでも密かにブームだったので、今回新しいデザインを考えるなかで自然と浮かび上がってきたモチーフでした。
また、イラストのダイクたちのポーズには、海外のダイクカルチャーやフェミニストカルチャーでの象徴的なタフで挑発的なポーズを選び、ダイク、クィア、フェミニストカルチャーのシンボルをミックスさせたデザインに仕上げました!

※度々見られる、フェミニストやダイクカルチャーの象徴的なポーズ。「We Can Do It !」(=私たちでできる!)のフレーズは、まさにフェミニストのスローガン。
長くなりましたが、みなさんにも気に入っていただけたらうれしいです!!
最後に、2周年を無事に迎えられたこと、それも読者の皆さまからの暖かい応援があってこそ!
クールなダイクアーティストや、練っている企画など、まだまだ取り上げたいことがたくさんあるので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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一ノ瀬文香さんのインタビュー編集後記!»