ノルウェー・オスロのゲイプライド

By Yoshihiro Takahashi


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※世界で初めて同性パートナーシップ制度を認めたといわれるゲイフレンドリーな国、デンマーク


以前、Tokyo WrestlingでスウェーデンやデンマークのゲイプライドやLGBTシーンをご紹介したが、今回は、北欧でもとくに北部に位置する、フィヨルドに囲まれたノルウェーのゲイプライドやLGBTシーンのレポートをお届け。

人口500万人のノルウェーは、ヨーロッパで人口密度が最も低い国のひとつで、ノーベル平和賞の開催国としても有名だ。また、北欧の福祉国家モデルを基盤とした社会・政治体制が整っていて、LGBTの権利に関して先進国のひとつと言われている。81年には、公共施設の使用などに関して性的指向に基づいた差別禁止法を世界に先駆けて制定し、93年には同性パートナーシップ法が施行された。そして2009年1月より、同性婚が導入され益々ゲイフレンドリーな国として知られるようになった。ちなみにその制度には、レズビアンカップルが国内の医療機関において人工授精を受ける権利や、以前の婚姻関係からの連れ子を養子として迎える権利も含まれている。

そんな前衛的なノルウェーのLGBTシーンは、人口約50万人の首都オスロを中心に発展している。そして、毎年6月末に1週間、LGBTプライド・フェスティバルが行われる。

他のヨーロッパの国々と比べて、オスロではゲイとレズビアン・シーンがあまり区別されていなく、ミックスのバーやクラブが多いのが特徴だ。そんななか、レズビアンやバイセクシュアル女性のためのクラブ「SO」が2009年にオープンし、以降、ノルウェーのレズビアン・コミュニティのメッカとなっている。ノレウェーのLGBT関連カフェでは、デンマークやスウェーデンのシーンでも印象的だった、北欧ならではのインテリア・デザインへのこだわりと、良質のポップ・ミュージックのセンスが光っている。また、賑やかなバーの脇に、静かな環境でゆっくり会話ができる空間も用意されている所が多いのも魅力的だ。レズビアンに関しては、団体デイタイムス・ダイクス(Lesber i dagslys)が毎月2回、文化施設見学とお茶を併せたイベントを開催していて、レズビアンの交流の場となっている。

次回は、今年開催された、オスロのゲイプライドのレポートを掲載予定。


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※オスロのゲイフレンドリーなカフェ、「SOR」。

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stockholmpride2010.jpeg 【スウェーデン・ストックホルムのゲイプライド】
北欧の夏を彩ったストックホルムのプライドパレードのフォトレポート
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デンマークのコペンハーゲンで開かれたLGBTオリンピック&文化祭であるアウトゲームスのフォトレポート